ベル小児科の院長日誌

前橋市の小児科診療所です。

流行状況

最近の流行状況です。

嘔吐下痢症は、大流行しないまでも、消えきらずに小流行中です。
嘔吐は軽度のことが多いようです。下痢が長引いているお子さんが比較的多い。
ロタウイルスノロウイルスではないような印象です。

プール熱アデノウイルス感染症中流行(中流行っていう言葉があるのか?)しています。
夏カゼのひとつです。高熱が4〜5日続くので、後半はややグッタリ気味になってしまうお子さんも多いようです。
これに加えて、扁桃炎などの2次感染が起きてしまっているようなお子さんも散見されます。
また、中耳炎などを併発することもあり、要注意です。

ヘルパンギーナ(これも夏カゼの代表)が出始めました。今のところまだ少なめですが、今後増えていくことが予想されます。発熱と、のどの痛みが主症状です。抗生剤投与の必要性を考慮し、溶連菌感染症(こちらも中流行中)との鑑別が必要です。のどの見た目で、ある程度判断がつきます。迅速検査ではっきりします。

それから、感染症ではありませんが・・・
虫さされが増えています。
たしか、昨年の今頃、ブログに書いた記憶があります。
『なに虫にさされたんですかねー?』
との質問が、当然、あり。
『・・・なんでしょうねー?』『・・・』と、行き詰まります。
刺し痕から、虫の判別ができるものなでしょうか?
誰か教えて下さいませんか?ということで、数ヶ月前に、教科書を買ってみました。

僕は、毛虫がキライなので、この教科書を見ていると、へんな汗が出て来ます。
表紙も若干、虫嫌いの方には刺激が強いので、小さめの写真にしました。

そして未だに、刺し痕から、虫を特定するところまで至っていません・・・ムズ痒い、じゃなくて、難しい。