ベル小児科の院長日誌

前橋市の小児科診療所です。

アレルギー話(第5回)

湿疹の場合,まず使うのは軟膏・クリームなどの外用剤です。

アトピー性皮膚炎」と判断した場合,治療の「ガイドライン」というものがあります。

http://www.allergy.go.jp/allergy/guideline/03/index.html

たしかに,この「ガイドライン」に従っていくのが定法で,丁寧に実践していけば効果もかなり期待できます。でも,これを持ち出すと,若干難しくなってしまうので・・・

ベル小児科の戦法はもっと簡略化しています。

①かゆいところは,かゆみ止め。
②赤いところは,ステロイド
③かさつくところは,保湿剤。
④そして,清潔を保ち,傷つけないスキンケア。

これだけ。

もったいぶってきたわりには,最後はアッサリでした。

ちなみに,「アトピー性皮膚炎」とは思われない乾燥性の湿疹などの場合も,たいがいは,この戦法を使って改善しています。

さて,「ステロイド」が出てきてしまったので,これについて補足しないわけにはいかなくなりました。

あと,のみ薬はどうしましょう?

第6回につづく。