ベル小児科の院長日誌

前橋市の小児科診療所です。

アレルギー話(第4回)

「治す」とひとことに言っても,これもお子さんごとに,そしてその時,その状態によって意味が変わってきます。

というのは,「見た目」が気になるのか,「かゆみ」が気になるのか,「引っかき傷」が気になるのか,などなど,その子のその時々の様子で,「治す」ことも変わってくるからです。

で,治療については,

『どういう理由で,今,この子のこの湿疹がこうなっているのか』を,お聞きした情報と診察結果から導きだして,それに対応することになります。そして,(繰り返しになりますが)『その状態を,どうしたいのか』がとても重要です。

「湿疹の赤みを早く引かせたい」
「肌のざらざらをとりたい」
「引っかくのをやめさせたい」
「全部良くしたい」・・・

さて,ではどうしましょう。ここから『作戦会議』です。

第5回に続く。