ベル小児科の院長日誌

前橋市の小児科診療所です。

10年前

10年前、某病院で勤務していた時。
超未熟児が出生したときのことです。
まだ研修中の身だった私は、
「この子の主治医になったら大変だな」と弱気でした。
基本的に主治医は立候補制の慣例だったので、
みな二の足を踏んでいる状態でした。そんなとき、
部長先生が、
「主治医はベル先生!」と指名されたのです。
「あちゃ〜!」と正直、思いました。

それから半年、ちびちゃんは無事退院していきました。
書くととても長い話になります。詳しくは書けません。

でも、あの「主治医はベル先生!」という一言は、
結果として自分を大きく成長させてくれるきっかけでした。

いまでもその部長先生は、月並みな言い方ですが、僕にとって「神」です。
「あの先生ならこんなときどうする?」
と、いつも考えながら診療しています。

「神先生」・・・

ああいうドクターになりたい・・・