ベル小児科の院長日誌

前橋市の小児科診療所です。

年度末

今日で、今年度も終わり。

インフルエンザの流行も、ひと段落したようで、普段の診療も、だいぶ、バタバタ感がなくなってきました。

ある程度の時間、来院されたお子さんや、お母さんがたとお話ができるのは、自分でも、嬉しい、というのも変ですが、「あ、もう少し細かく説明しておいたほうが良かったかなあ」などと、あとで考えないようにできるので、なんといいますか、ありがたいです。

そういえば、年度変わりといえば。

勤務医のころは、結構、異動があって、4月から新しい勤務病院にうつるため、3月31日には、それまで居た病院の、医局の自分の机を片付けて、荷物運びをしていた記憶があります。

それまでに、3月に入った頃から、定期受診されていたお子さんたちの、申し送り書などを、次に赴任される先生宛に書いたり、異動先の病院に提出する書類を書いたり、なんとなく、一区切りとなる雰囲気が自分の周りに出てくるのですが、31日になると、全部の荷物をキレイに片付けるので、寂しいような気がしていたものです。

1年間しか勤務していなかった病院もありますが、やっぱり、1年間居ると、かかりつけのお子さんもそうですし、病院スタッフとも仲良くなるので、お別れするのがなんだか寂しくなるのです。

そして、翌日からは、また別の病院で、前任の先生の申し送り書を読み、スタッフに自己紹介し、診療を始めます。

そんなことが、何度かあったわけですが。

開業してからは、もう異動はないので、年度変わりも、普通の月変わりと特に変わりはないようになりました。

でも、何年か前の、年度変わりを思い出したりして、初心に還って、明日からも診療に臨もうと思います。