ベル小児科の院長日誌

前橋市の小児科診療所です。

じんましんの話(自分の。前編)

以前も書いた、じんましんの話。

僕も、じんましんとの付き合いは長い、と書きました。

で、一番大変だったのは・・・

あれはもう8年前。学会で、発表することになりました。

そのころは、大学院生で、日々、研究(実験)をしており、その結果を、学会で発表することはしばしばあったのですが、

その時はちょっと勝手が違いました。

ある日、床屋さんで順番待ちをしていた時、当時の小児科の教授の先生から、突然に、直接、携帯に電話があり、

『鈴木君。来年の学会で、研究内容発表しなさい』

『はい。了解です!』

『で、だな。発表は、全部英語ね』

『はい・・・はい!?

『持ち時間、20分。質疑応答、10分。座長は○○先生の予定だから。あ。質疑応答も英語ね』(○○先生は、アレルギー領域では全世界的に有名な、イギリス人の先生)

『はいぃ・・・ご指名頂き光栄ですぅ・・・

『じゃあ頑張ってね』

呆然とな・・・るヒマはありませんでした。ともかく、英語はしゃべれません。しかも20分も! そして質疑応答も英語!? さあどうする!? これはあと約1年先とはいえ、すぐ準備に入らないと。

でもまず、散髪してから・・・と。『次の方、どーぞー』『Yes!』(←ウソ)

ともかく、そこからスタートしました。


・・・えーと、じんましんは、最後の方に出て来ますので。オチは、だいたい、想像がつくと思いますが。