ベル小児科の院長日誌

前橋市の小児科診療所です。

やや寝不足・ヒトメタニューモウイルス感染症

だいぶ、更新が滞りました。

今日は、やや寝不足。昨夜は、夜間急病診療所の当番でした。

時間はいつも通り、8時から12時まで。

おおむね落ち着いていましたが、ふつうは、12時前になるべく眠るようにしているので、どうしても、そのペースが乱れます。以前は、当直などでもっと遅くなることも当然、あったのですが、たまにする夜更かしは、効くようです。

それにしても。

最近、話題、というより、各所で小流行をみせている、ヒトメタニューモウイルス感染症

以前は、「気管支炎」や、「喘息様気管支炎」というくくりで診断されていたと思われるカゼです。

印象としては、赤ちゃんの『RSウイルス感染症』に似た、でも、もうちょっと年長のお子さんにも似たような症状を出してくる感染症です。

熱が続き(3〜5日くらいが多い)、咳がひどくて、聴診するとゼーゼーしている。全体として、「長引く」のがやっかいなのです。そして、インフルエンザのように、対応するお薬がありません。

肺炎になってしまうお子さんもいらっしゃいます。

吸入療法や、やや症状の重たいお子さんになると、少しステロイド薬を用いると、改善が早いようにも思われます。ただ、ステロイド薬は、「おいそれ」と処方するお薬ではないので、慎重に見極めるようにしています。