ベル小児科の院長日誌

前橋市の小児科診療所です。

インフルエンザ!

かなり、インフルエンザに感染したお子さんが増えてきました。

当院では、A型が8割、B型が2割程度です。

症状としては、まず、急な高熱です。ほとんどの場合、38度後半から、40度出るようです。

それから、倦怠感

頬が赤くなって、ぐったりし、「フーフー」言っているようだと、かなり可能性が高くなります。

そして残念ながら、ワクチンを接種していても、感染するお子さんがみられています。

おそらく、周囲での集団発生で、ワクチンによる防御力が、ウイルスの攻撃に破られてしまったものと思われます。

検査ですぐ診断がつくのですが、発熱後〜検査までの時間が短いと、偽陰性(本当はインフルエンザなのに、検査では陰性となる)ことも多いようです。おおむね半日くらい経過すると、そういったことはなくなるように思います。

それから、最近、「タミフル」が効きにくいインフルエンザが出てきたようです。

吸入薬(リレンザ、イナビル)ができそうな年齢のお子さんには、吸入薬をおすすめしています。

しかし、全部が「タミフル効かない」インフルエンザ、というわけではありませんのでご心配なく。タミフルを頑張って内服しても、なかなか(2〜3日たっても)解熱しないときは、改めて受診することが望ましいです。

でもそれより、かからないことがまず一番

マスク、うがい、手洗い、引き続きがんばりましょう。