ベル小児科の院長日誌

前橋市の小児科診療所です。

流行状況、など。

最近の流行。

どうも、「下痢だけ。でも長く続く」というお子さんが多い。
吐き気を伴う場合はほとんどなく、熱もでません。
整腸剤を使っても、著しい改善はありませんが、食事・水分は摂れているので、経過観察とすることが多いです。
重症化するお子さんはほとんどいませんが、同様の症状を訴える方が、ここ2週間くらいかなり多いので、おそらく流行性のものなのだろうと思っています。

それから、急な高熱・のどの赤み・下痢(+ときに嘔吐)というお子さんも増加中。
こちらは40度近い熱を伴うので、グッタリされているお子さんが多い。
のどの赤みは強くないので、アデノウイルス感染症や、溶連菌感染症ではないようです。
実際、迅速検査でも、陰性です。
お子さんによっては、熱が長引く場合があり、点滴が必要となるお子さんもいらっしゃいます。
抗生剤は、あまり効果がないように感じます。

さて、ところで。
昨夜は、夜間急病センターの当番でした。
時期的なせいか、受診されるお子さんは少なかった。
そんな中、かかりつけのお子さんも、数名、いらっしゃいました。
診察の合間、例によって、内科担当の先生と、いろいろお話をしました。
なんでも茨城に親類がいらっしゃるらしく、僕の実家の水戸にもお詳しい先生で、そういう地域ネタも。
医療の話題もあれこれありましたが、他科の、経験豊富な先生とお話する機会はほとんどないので、とても有意義な時間でした。