先日,ある医学雑誌で目にした記事。
麻疹・風疹(MR)ワクチンの接種と,感染者の年次推移が載っていました。
ご存知のように,MRワクチンは,
第1期:1歳児
第2期:5〜7歳で,小学校入学前の年度(4月1日〜翌3月31日まで)にあたる児
第3期:中学1年生
第4期:高校3年生
で接種することになっています。
このグラフをみると,こういった接種体制が整ってきてから,麻疹に罹るお子さんが激減した,うれしい事実があると同時に,第3期,第4期の接種率が低いことに気付きます。
中学生や,高校生は,予防接種に行く時間がとれないほど忙しい? いえ,5〜7歳ですと,保護者の方の意識がありますから,接種に連れて行くことができるのでしょうが,中学生ともなると,保護者の方も,なかなか予防接種のことまで気付かないのが現状なのかもしれません。学校でも啓発活動は行われているようですが。
麻疹は特に,(僕自身も,某病院で,感染者のお子さんを診察したことがありますが)罹ると大変重たい病気のひとつです。ワクチンで防御するにこしたことはありません。
第1期,第2期の接種はもちろん,第3期,第4期の接種も忘れずに受けましょう!