ベル小児科の院長日誌

前橋市の小児科診療所です。

流行状況

最近の流行状況です。

インフルエンザは,当院周辺ではまだ下火です。ほとんど(検査しても)陰性と出ています。やはり,3学期始まってから増加すると思われます。

溶連菌感染症が,引き続き小流行しています。症状は,発熱とのどの痛みです。抗生剤投与で速やかに改善しますので,こういった症状があれば,早めに受診しましょう。

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎は,昨年末から流行が続いています。重症のお子さんは少ないですが,感染性が強いため,もうしばらくは流行が続きそうです。オムツの処理や,嘔吐物の掃除の後の手洗いなど,感染予防はとても重要です。ご注意下さい。

みずぼうそう,おたふくかぜも,散発的に流行しています。やはり兄弟・姉妹間での感染が多い。これはやむを得ないと思います。これらの予防接種をされているお子さんは,明らかに軽症で済んでいます。保育園や幼稚園に通園されているお子さんで,予防接種をされていない方は,できれば接種された方がよいと思っています。

マイコプラズマ感染症や,RSウイルス感染症と思われる気管支炎症状のお子さんは,昨年11月〜12月と比べると,減ってきたようです。

それから,昨年12月中,発熱+鼻汁+咳+目の充血+目やに,という症状のお子さんが多くみられましたが(これもアデノウイルスエンテロウイルスなどによる可能性が大きいと思います),まだこういった症状のお子さんは多いようです。

まだまだ寒い日が続きます。

多くのウイルスは寒さや乾燥した環境を好むようですので,お部屋の加湿や加温,外出時のマスク着用なども,できるだけ頑張ってみましょう。